悲願「こども六法」出版へ、クラウドファンディング開始

ついに始まりました。「こども六法」のクラウドファンディング。

中学校に入学して初めて六法全書を見て以来、「これがあれば自分で自分の身を守れたかもしれない」と被害当時の自分を思っては悔し涙を流していました。あれから12年、「自分と同じように苦しんでいる子供は少なくとも救いたい」という悲願が、ようやく実現に向けて動き出しました。

学校に法を導入する、というアイディアは非常に論争的なテーマです。学校は「聖域」として強い独立性を維持してきた歴史がありますし、その中で醸成された法を教育的配慮によって排除する文化や風土はそう簡単に変わるものではありません。法を導入して悪化するいじめもあるでしょうし、かえって学校内の秩序維持に逆効果になる懸念もあります。

しかし、新しいことをしようと思った時に懸念が尽きないのはあたり前です。私はそれを避けるのではなく、先頭に立って真正面から向き合っていく決意をしました。

小学校でいじめに遭い、骨を折られても何もできなかった私は中学で法律を知り、衝撃を受けました。自分が受けていた仕打ちはやはりおかしかったし、救済される制度もあった。知らなかったから自分はいじめ被害から脱出できなかったのだと、思い起こしては泣いていました。あれから12年、当時の後悔は未だに消えていません。

法を知っていれば声を上げられる被害者もいるはずだ。それが全てのいじめを無くす方法ではなかったとしても、自分が求めていた解決策を今の子たちが手に取れるようにするのが僕の務めだ

いじめから逃れて10年以上が経ってもいじめのことばかり考えているなんて、改めていじめは呪いだと思います。その呪縛を解く唯一の方法は、孤独にいじめと戦う12歳の自分自身に、同じ状況に苦しむ現代の子どもに、お前は間違っていなかった、と伝えることです。こども六法を通じて。

ようやく辿り着いたスタート地点です。最初の支援はシェアすること、是非ご協力頂けますと幸いです。ここに来て使う「一生のお願い」、宜しくお願い致します。

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