駆け出し研究者として

テーマ:法教育といじめ問題解決

一貫して学部二年時より法教育を通じたいじめ問題解決について研究をしてきました。三年生時には法教育副教材「こども六法」を製作・Kindleで出版し、四年時にはこれを実践する学生プロジェクトとして「こども六法プロジェクト」を発足。
2015年度は活動成果として「こども六法すごろく」を製作・発表しました。

今後も自身の研究を継続しつつ、こども六法に関する実践も行っていきたいと考えています。

略歴

さいたま市の小学校を卒業。五年生時からいじめの被害に遭い、何度も自殺を試みる。加害者児童と距離を置きたい一心で中学校受験を決意し、猛勉強。第一志望校には体育実技が試験科目としてあったが、受験を目前にいじめによって骨折。反省の色を見せずに「ごめんなさい」という言葉だけで事を済ませようとする加害者児童と担任教師に強い違和感を覚え、この経験が後に自身の六法全書との出会いをもたらす。

中学受験は失敗し、第二志望であった私立桜丘中学校に入学。一年生時に偶然図書館で六法全書を閲覧したことを契機に「これを小学生当時の自分が知っていれば自分で自分の身を守れたかもしれない」と考えるようになり、法律に興味を持つようになる。一方で中学三年生時にいじめの加害者を経験。自身は被害経験があるため加害者にはならないと考えていただけに大きな衝撃を受ける。

私立の中高一貫校であったが、高校進学後の学費を払えないと親から告げられ、公立高校の受験を決意。受験を経て埼玉県立熊谷高等学校に入学。熊谷高校では学校行事・部活動・委員会活動等幅広く取り組み、「やりたいことは全てやる」というスタイルを強く確立していくことになった。校訓の文武両道を意識し、3年生10月まで部活動に打ち込み、大学受験。

現役で慶應義塾大学総合政策学部に進学。進学後は幅広く様々な分野を学び、その中で漠然といじめの問題について研究したいと考えるようになる。その中で偶然法教育の存在を知り、自身の経験と結びついたことから、大学二年次より「法教育を通じたいじめ問題解決」をテーマとして研究活動を開始した。

現在一橋大学大学院社会学研究科修士課程所属、慶應義塾大学SFC研究所所員

主な研究業績

2013年:Open Research Forumに於いて論文『「法教育といじめ問題解決」 司法に関する教材の評価・考察』発表

2014年:教育奨励基金「学習・研究奨励金」を受給し、法教育副教材「こども六法」を作成。2014年Open Research Forumに於いて発表・配布を実施。

2015年:教育奨励基金「学習・研究奨励金」を受給し、「こども六法プロジェクト」設立。プロジェクトの活動を通じてこども六法準拠の法教育教材「こども六法すごろく」を作成し、2015年Open Research Forumに於いて発表(試作品)。完成版は2016年1月に発表。現在学校等で配布・実践・評価を行っている。

2015年:法と教育学会第六回学術大会の分科会に於いて「こども六法」に関する発表を行った。

2016年:学部卒業論文「法教育といじめ問題解決 ‐いじめ問題解決への法教育の有効性と今後の展望」が優秀卒業プロジェクトに選定される。